よく振ってから飲む
妻から飲み物を開ける前に振る癖を付けた方がいいと言われる。
家でサラダを食べる時に使うドレッシングとかもそう。
内容物の何かが沈殿しているから、なんでも最初に振ってから開けたほうがいいと。
でも、僕は毎朝必ずコンビニでカゴメのトマトジュースを買っているんだけど、これはちゃんと振ってから開けている。
それはペットボトルの中身が見えるからだ。
中が見えれば振った方がいいって事がわかるし、ものによっては振らないで開けてくださいって書いてあるのもある。
だったら振ってから開けた方がいい商品は全部中身が見えて、振らないと混ざってないのが分かるようにしたらいいのに。
それか特保の人が大の字になってるマークみたいに振るか振らないかを丸で囲って表示してほしい。
妻の言う通りに飲み物はなんでも振ってから開ける事を癖付けてしまったら、そのうち炭酸まで振ってしまいそうで怖い。
開ける前に缶を逆さにして、ちょっと待ってから開けてってタイプのお酒もあるし、飲み物飲む直前にチェックしないといけない項目に困惑気味だ。
あとサワー系の缶がどれも似過ぎててどれでもよくなる。
そういえば、缶の中に残ってる最後の一滴を逆さにして出し切ってから、ちょっと時間あけてまたひっくり返すと思ってた以上にチョロチョロ出てくるの不思議。
ジャストワンダー
雪中ランニング
3月30日は東京に雪が降った。
もうすっかり葉桜になってはいても、まだ六部くらいは花を咲かせている綺麗な桜並木の通りは嘘みたいに真っ白に雪が降り積もって、うっすらピンク色の桜の花と真っ白な雪と青々とした雑草の新緑が景色を現実の風景じゃないみたいに彩って、僕は窓から見える謎の現象に居ても立ってもいられなくなってランニングに駆け出した。
2〜3日前には25度くらいまで気温が上がって、その辺をTシャツで歩いている人もいたのに、走っていると目に雪が刺さってくるくらいこんこんと降りしきっている。
コロナウイルスの問題で外出が自粛されてはいても、次から次に踏み荒らされた歩道はベシャベシャでシャーベット状のあぜ道になってて、そこを構わずガシガシ走っていると子供の頃に雪で遊んだ時みたいな気持ちになって、シューズがずぶ濡れで足が痛いほどかじかんでも走ってる事が笑っちゃうほど楽しかった。
雪の中を全力ダッシュで走り回る犬の気持ちが分かった気がした。
普段のランニングコースにしてる道沿いに新築の戸建が完成したようで、よりによってこんな日に見学会がオープンしてて、傘を持ったスーツの男の人が震えながら走ってる僕にまでよかったらご覧くださいと言ってきた。
なにもこんな日に…と思ったが、あの人から見たら僕の方が何もこんな日に…と思っただろう。
でも桜が咲き誇ってる並木道に雪が降ってる光景なんて、もう死ぬまでお目にかかれないかもしれない。僕にしたら絶好のランニング日和だった。足は痛いの通り越して感覚がなくなってた。
ランニング以外は外出する気はなかったので、仕事は休みだけど何しようかなって考えてたら、うちの御殿場桜が一気に満開に。
これで家の中にいても花見と雪見が同時に味わえるなって事で夫婦揃って昼から飲む日になりましたって話。
旭山桜の方はあともうちょい。
ワインクーラーと布巾
ジンと黒糖焼酎とワインが大好きだ。
お酒はなんでも好きなんだけど、中でも美味いジンと美味い黒糖焼酎と僕の好きなワインがあるなら大変嬉しい。
この三つに次いで好きなのはスコッチ。
その次に好きなのはホッピーかもしれない。
ホッピーの次は泡盛で、その次は日本酒で、その次はビールかな。
まあ、お酒はなんでも好きなんだけど、ジンや黒糖焼酎はどこの店にも置いてくれてるものじゃないので、よく行くお店以外の所に飲みに行く時はワインを選ぶ事が多くなりがち。
僕はあまり飲み屋をハシゴせず、最初に入った店でずっと飲むので焼酎でもワインでもボトルで頼めるならそうする事にしている。どうせ飲んでしまうので。
ずっと気になっているのがワインをボトルで注文して、ワインクーラーを持ってきてくれる時、それと一緒に布ナプキンを必ず用意してくれるが、あの布はどうしてあんなにも水を弾くんだ。どこのお店でもすごい撥水効果だ。
買ったばかりのバスタオル以上に水を弾くから、あれではワインを拭き取れないし、あの布の上にワインをこぼしたら染みずに溜まるだろう。
グイグイ拭けば拭き取れるし時間が経てば染み込んでいくけど、布巾はサッと拭き取れたほうが絶対いいと思う。
最初に渡してくれるおしぼりの方が良いくらいだ。あれは本当になんでなんだ。
リーマンショック
勘違いが遠からずって事あるんだって話。
ニュースを見ていて、新型コロナウイルスの世界的な流行による景気の悪化や雇用の喪失はリーマンショックの時よりも深刻化するおそれがある。
そのような事を言っているのをうちの妻が聞いて『絶対違うんだろうけどリーマンショックって世界中のサラリーマンがみんな一斉にショックを受けた時の事だと思ってた』と言った。
仮にリーマンショックが『サラリーマンショック』だったとしても、リーマンって言い方するのは『サラリーマンなんかやってる奴なんて』って思ってる奴のバカにした言い方だと思うし、世界規模の金融危機の名称をリーマンって略し方はしないだろうと思ったけど、勘違いでも遠からずって事あるんだなってビックリした。
ちなみに建築現場で建物を覆うように建てられている足場、職人さんはその中を歩いて壁の補修をしたり、バルコニーに出入りしたりするんだけど、その足場の床部分に使われている格子状の金属の板を現場では『アンチ』と言う。
僕はこのアンチの事をその上は安全地帯だから、安全地帯を略してアンチと呼んでいるんだと思い込んでいたら、実はアンチスリップメタルの略だと知って驚いた事があった。
あと、知り合いでなぜかよく紆余曲折って言葉を使いたがる人がいるんだけど、最初は自分の聞き間違いかな?って思ってたが、何回聞いてもどうやらやっぱり『紆余苦節』と言っている。
でも、別にそれでもいいかと思って何も言っていない。
間違っててもそんな悪くないって事もあるものだ。
香り松茸、味しめじ
こういう言葉を思いついた人がめちゃくちゃ羨ましい。
言いやすいから覚えやすい。覚えやすいから忘れない。忘れないといつか役に立つ。
言葉の締まりもいい感じだから、なんとか自分もこういうバシッ!とハマる『俗言?』『故事?』と言ったらいいのか分からないけど、そういうのを思いついた人の仲間入りをしたい。
秋茄子は嫁に食わすな
これも良い。季節が入ることで言葉に情緒を感じさせてくれる。秋になると自然とナスを食べたくなるのは、この言葉があるおかげかもしれない。
嫌よ嫌よも好きのうち
これは明らかに同じ分類の言葉ではないけど
これもなんかいい。時代を感じさせる。
嫌だって言ってんのをなんだかんだ喜んでるんだろって解釈する強引さに味があるように思う。今なら嫌だって言ってる女の人に、そんな事言って本当は嬉しいんだろ?みたいな事したりしたら、即刻セクハラで訴えられても自業自得としか思えない。
焼き肉焼いても家焼くな
これはCMのキャッチコピーみたいな文句だったけど、覚えやすくて言いやすいし火事に対する注意喚起でもあるから良い言葉だと思う。
意味のあるダジャレも良い。
乗るなら飲むな 飲むなら乗るな
今でこそようやく飲酒に対する罰則は厳しくなってるけど、ちょっと前まではトラックの運ちゃんとか飲んでるの普通だったりしてたんだから、酒飲んでる人が運転してる車が当たり前にいるなんて怖すぎる。
これ以上ないくらい的確で明確な物言い。
本当に乗るなら飲んだらダメ。飲んだら乗っちゃダメですよ。
良いものは良い
と言うと僕は『1番が1番』と続けたくなる。
良いものは良い1番が1番
逆を言えば悪いものは悪い、いつでもどこでもハッキリそう言える人でいたい。
俺はこうだ、私はこうだ、と。
言葉を濁さず白黒ハッキリ言えるようにありたいと言う意味で『良いものは良い1番が1番』と言いたい。
こう言う事考え出すと昔やってた大正製薬の『食べる前に飲む!』を思い出して、あのCMは良かったな〜って話で飲みの席が盛り上がる。
新しい言葉は思いつかないんだけど。
出来たら『完全な精神は完全な肉体に宿る』的な意味の言葉を別の形で発明したい。
お花見はどこだっていい
この頃ようやく暖かなってきたけど、でも3月なんかは日中暖かくても寒暖の差が激しいから朝とかはしっかり着込んでないとちゃんと寒くて、こんなんじゃ桜が咲くのはまだまだ先だろうな〜なんて思ってると、急になんかブワッと気温が上がって春通り越して夏がきちゃったみたいな日があったりして、それで桜のつぼみも一斉にモリモリッと膨らんできて、この分なら来週あたりには花見できそうなんじゃないのって期待に胸も膨らませてると、どっかに潜んでた冬将軍がいきなり舞い戻ってきて花見どころか外出るのも嫌んなるくらい寒くしやがるし、そういう時はだいたい『こないだまでずっと晴れてたのに急に天気悪い日が多くなったよね』みたいになって、ニュースで言ってるみたいに本当に桜咲くのかなって心配しちゃうんだけど、わりとちゃんとニュースの言う通りの頃に開花するから、なんだかんだ朝のニュース番組で天気見てるのが確実なんだなって思ったりもする。
けど、咲いたら咲いたで今度は地球が俺らに意地悪してるのかってほど毎年必ず風が強くなって、せっかくの満開の桜の見頃はその風のせいで短くされてしまう。
夏にセミがあんだけうるさく一日中鳴いてりゃ、そりゃすぐ死ぬわって思うのと同じ。
黙ってりゃたぶんもうちょっと生きるよ。
風吹かなきゃ花見もっと出来るよねって感じ。
でもしょうがない。
そういうものなんだから。
それが春先。
ある程度は寒いの風強いの我慢して花見するのが春。
でも今年は異例の暖かさで桜の開花も早まって、急に寒くなったりする日もあるし、風もやっぱり強くなったりしてるけど、こないだの日曜日の東京は風ない、寒くない、まだ春先なのに25度超えるっていう最高の花見日和だった。
そうだったんだけど、問題っていうのは本当に一難去ってまた一難なもんで、今年は新型コロナウイルスのおかげで天気も風も関係なく花見をする事自体が自粛モードになってしまった。
実際は花見というより一箇所に固まって宴会するのは控えようねって話なんだろうけど、それって花見すんなと同じだから、気持ち的には花見しちゃダメなのかーって気分になってるのは自分だけではないはず。
それでも関係なく花見してる人は大勢いるだろうけど、僕の場合はカミさんのご両親にお会いする機会があるもので、自分は感染したって良いって思ってても自分のせいで他の人に迷惑をかけてしまうかもしれないんだと思うと今年は恒例の小金井公園花見は遠慮しておくか…と。
それでいい。
だってお花見は外でなくても出来るのだから。
ルールとモラルは自分のためだけにあらず。
これは御殿場桜と旭山桜。
立派なソメイヨシノみたいに見上げる事は出来ないけど、この桜達が花を咲かせたらうちのベランダで小さなお花見をしたい。
気持ちよく綺麗だな〜と思いながら美味しく食べて楽しく飲めるならそこがどこだって構わないはず。
バイオハザード的な
大人になってすっかりゲームから遠のいてしまったけど、若い頃は寝る間も惜しんでRPGゲームにのめり込んでいて、僕は真女神転生が特にお気に入りだったからバイオハザード的なゲームでもカオス側で進めるか、ロー側で進めていくかを選べるようなシステムを導入したら面白いんじゃないかと思った。
もうあるならそれやってみたい。
真女神転生は超簡単に言うとゲームを進めていく中で良い者と悪い者にそれぞれボスがいて、そのどっちを倒すかで主人公の属性が変わって、それに応じたストーリーが展開されていった。
バイオハザード的なゲームでも最初は人間を操作してゾンビを倒していくんだけど、たった一度でもゾンビに噛まれたら主人公がゾンビになってしまうというのはどうだろう。
ゾンビに噛まれたらゾンビとしてゲームを進めていくシナリオに強制的に突入してしまう。
ゾンビ映画だとゾンビに噛まれた人は必ずゾンビになるが、ゲームならどんだけゾンビにやられても噛まれた分のダメージを喰らうだけで済んでしまうから、ゲームの設定をよりリアルにするために、噛まれたら即ゾンビになってしまうことにして、そうなったら今度はそのゲームに登場する人間キャラを全員ゾンビにする事が目的となるシナリオにしちゃってはどうだろ。
ただしゾンビは死人だし体腐ってるし、人間を食うために彷徨ってる亡者なんだから、自分がゾンビになっちゃったら人間を操作するようには動かさなくなった方が面白そうな気がする。
だけど、人間の時と違ってゾンビになっちゃった場合はゲームの中にいるゾンビならどれでも操れるようにしたい。
人間のように自由に歩き回らせる事が出来なくなるけど、その代わりにゾンビ達の進む方向を指示できる程度の操作性にして、マップ上で人間がどこにいるかを把握しながらそこにゾンビを仕向けていく感じ。
マップの中央付近に人間がいるなって分かったら、四方からゾンビを中央に進んでいくように指示して人間を挟み撃ちにしたり。
そんな風に生き残っている人間を全員ゾンビにしていく。
どうしても人間でゲームをクリアするには最後までノーダメージで行かないといけなくなるわけだけど。
ただボスとかはいなくてすべてのゾンビを倒すか、登場キャラを全員ゾンビにするかの駆逐ゲーム。
ゾンビは弱いけどモタモタしてるとゾンビが人間をどんどん食っていくから早く全滅させないとゾンビは増え続けていく。
人間キャラは最初から人数が決まっていてそれ以上増える事はないけど、武器も持っているし簡単にゾンビを倒せる。
でも1度でも噛まれてしまったら即ゾンビ。
そんなゲーム。
スマホのゲームすらやらない僕だけど、そういうゲームがあるならすげーやってみたい。
ぜんぜん面白くなかったら笑う。