絶対に誰も
アニメ[スラムダンク]のOPで使われていた『絶対に誰も』
たしか第一話目からのBAADの『君が好きだと叫びたい』の次に採用された曲だったはずだな、絶対に誰もはZYYGの曲だった。
バードからのジーグだった。
俺はこのアニメがリアルタイムで放送されていた頃から、この曲のPVが人間には到底制御できなさそうな超巨大で超精密そうな謎の機械が、何を製造するわけでもないが極めて正確に、そして速やかに活動している様子を映してくれたら最高なんだけどなー、と想像していた。
たとえば、ラピュタでムスカが部下を連れて入っていく城の中枢部のキューブ状の仕掛けが右往左往している、あの大佐!大佐ー!の場面の所と
バックトゥザフューチャー3でドクが西部の時代で営んでいる鍛冶屋にあったバカデカイ製氷機の、あの豪快さを合体させたような感じがイメージにちょうど良い。
ラピュタ中枢を見て思う不安を感じるほどの神聖な壮大さと、おそらく冷蔵庫などない西部時代にドクが一人で作ったやたらとデッカい雑な機械仕掛けの貫禄がドッキングしたとしたら、俺が想像する絶対に誰も操れないものの映像表現にふさわしいはずだ。
【ぜったいにー、だーれもー、あやつーれーない】
あの曲のサビにそんな映像が流れたら本当に面白いだろう。
そうじゃないなら、ターミネーターの本編で見られるスカイネットに支配された世界観の描写でもいいかもしれない。
発達しすぎた文明は逆に人類を破滅に導くんだよ、結局のところ一番大事なものって愛なんだなって事を思わせるラブソングっていう設定でも面白いかもしれない。
でも、やっぱりぜったいにー、だーれもーのサビのところで突然こんな映像が流れるのが一番シュールで笑えるかな。