和からしの事、よろしく頼みます。
どうか、なんとか。
和からしは鼻にツーンとくるあの刺激がいいんですよ。つけすぎて鼻の奥の方までクーッ!てなるくらいのミスだってグッと我慢して、次のはこれくらいにしようって調整しながら味わえばいい。薬味とは香りや辛みを加えて味を引き立てるものですよ。
とんかつ屋に辛くないからしがある。と言うか、辛くないからしを使ってるとんかつ屋がある。あれなに。
僕は許せないと思うほど怒る事がほとんどない。笑われたり馬鹿にされたり年下がタメ口で話してきたりしてもなんとも思わない。
店員の態度が悪い店に入ってしまっても、高速が渋滞して予定が狂いまくっても、こうなる運命だったんだと思えばいいし、それを避けられなかった自分が悪いと思う事にしているし、自分の周りで何が起ころうが基本的には関係ない事なので別に何も思わない。
でも辛くないからしは口の中で起こっている出来事なので大いに関係ある。なんとかならないものか。
じゃあそういう店に行かなきゃいい。
それはそうなんだけど、別に辛くないからしがあったっていいんだ。辛くないカレーもあるし、甘いしょうゆもある。
それに、とんかつ屋には辛めのソースと甘めのソースの両方が置いてある事もあるんだから、からしも辛くない方が良いって人がいるなら、辛いのと辛くないのを両方置けばいいじゃないか。
そもそも、とんかつはソースかからしで食べるように店側が提供してくるのがほとんどだと思う。ソースはもともと甘辛いんだから、からしの辛味を無くして甘いような味にする事はないでしょう。
ちなみに僕はとんかつは塩とからしを交互に付けて食べる。ソースはキャベツで。
その方がとんかつは美味いと思っている人もいる事実を配慮してもらえたら嬉しい。
好きな食べ物の第一位はうなぎ、二位はカキフライ、三位はマカロニサラダ、四位はサバ、五位にカレー、六位には助六寿司が入るかもしれない。
これは毎日食べたいものと、たまにだから良いものでまた順位は変わってもくるんだけど、いずれにしてもとんかつはトップ5にも入らないだろう。
それでも食事の時間は大切にしたい。
漫画の主人公みたいに無尽蔵に食べれるならなんでもいいかもしれないけど、しっかり口の中で味わって飲み込んで喜びを感じられるようにしたい。
寿司屋には何種類かしょうゆが用意されている事もあるし、サビ抜きかサビ入りを選ぶ事もできるし、カレー屋は辛さを選べるし、焼肉や焼き鳥はタレか塩を選べるし、串揚げ屋もソース以外のつけダレがあったりするから、ぜひともからしの事もよろしくお願いします。